親の介護知識

親の在宅介護で介護うつを防ぐ解決方法・対処法

miroku

あなたは、親の在宅介護で介護うつになる可能性があるを知っていますか?

親の在宅介護をしていると、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかり、「介護うつ」に陥る人は少なくありません。

私も「あれ?介護うつかな?」と感じたことがあります。

今回は、親の在宅介護で「介護うつ」を防ぎ、少しでも楽に過ごせるようにするための解決方法・対処法を具体的に整理しましたので、最後まで読み進めていく中で参考になる内容があれば幸いです。

そもそも「介護うつ」とは?

介護うつは、長期的な介護ストレスによって心身のエネルギーが消耗し、うつ状態になることです。

下記のサインが見られたら要注意です。

介護うつのサイン

▪️気分が沈む・泣きたくなる

▪️睡眠や食欲の変化(眠れない・食べられない)

▪️何をしても楽しくない

▪️イライラ・焦燥感・罪悪感が強い

▪️体が重く、動きたくない

上記の中に、あなたの状態を表現する内容はありますか?

介護うつの主な原因とは?

介護うつの主な原因は、以下になります。

介護うつの主な原因

▪️介護が長期化して疲労が蓄積

▪️家族や周囲の理解・協力不足

▪️自分の時間が取れない(孤立感)

▪️経済的不安

▪️「自分がやらなければ」という責任感

上記の中に、あなたの原因はありますか?

介護うつの解決・予防のための具体的な方法

介護うつの解決・予防のための具体的な方法をお伝えいたします。

介護うつの解決・予防のための具体的な方法

【1】一人で親の介護を抱え込まない

【2】自分の時間を確保する

【3】心理的サポートを受ける

【4】介護サービス・制度をフル活用する

【5】完璧を目指さない

上記の介護うつの解決・予防のための具体的な方法について、1つずつ詳しく解説していきます。

【1】一人で親の介護を抱え込まない

親の介護は、あなた一人ではなく「チーム」で行いましょう。

「チーム」のメンバーとは、以下になります。

・市区町村の地域包括支援センター(包括)に相談する

・ケアマネジャー(ケアマネ)や訪問介護などの介護保険サービスを活用する

・デイサービスやショートステイで一時的に介護を休む

もし、あなたが現在、プロに相談していないならば、今すぐプロに相談するだけでも、心が軽くなります。

【2】自分の時間を確保する

親の介護をしている人ほど「自分の時間を持つこと」に罪悪感を感じやすいですが、実は逆効果なのです。

・1日1時間でも自分の好きなことに集中する

・散歩・読書・友人と話すなど、介護と関係ない時間を確保する

【3】心理的サポートを受ける

すでに、親の介護で疲労困憊を感じているならば、心理的サポートを受けましょう。

・心療内科・精神科での相談(医療保険で受けられる)

・カウンセリングや家族会(介護者の会)に参加する

・介護経験者との交流は、「自分だけじゃない」と思える大きな支えになる

【4】介護サービス・制度をフル活用する

親の在宅介護をあなた一人でやるのではなく、介護サービス・制度をフル活用しましょう。

介護保険で使える主なサービス

・訪問介護(ヘルパー)

・デイサービス

・ショートステイ(数日間預けられる)

・福祉用具貸与・住宅改修

もし、まだ親の介護認定を受けていないのであれば、今すぐ地域包括支援センター(包括)で無料相談しましょう。

【5】完璧を目指さない

ほとんどの人は親の介護について、「いい介護をしなければいけない!」と思いすぎないことが大切です。

・無理をしても親もあなたも疲れてしまう

・あなたのできる範囲で「ほどほどに親の介護」をやることが、長続きの秘訣

今、親の在宅介護が辛いと感じているならどうする?

すでに、親の在宅介護で辛いと感じているなら、今すぐ次の方法で解決しましょう。

・すぐに誰かに話すこと(家族・友人・専門相談)

・医療機関や公的相談窓口に連絡する

 いのちの電話(0570-783-556)

 全国の自治体の介護相談窓口

まとめ

親の在宅介護は、「愛情」だけでは続けられません。

あなたが倒れてしまったら、親の在宅介護も続けられなくなります。

あなたの心身の健康を守ることが、親を守ることに繋がります。

私の場合は、母親と二人体制で父親の在宅介護を続けています。

見守りカメラを活用することで、母親も私も、1日の中で朝晩以外はお互い自由に過ごしている環境を作っています。

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