6月の終わりに、父が永眠しました。
在宅ケアが始まって、1週間経たないうちに帰らぬ人となってしまいました。訪問看護師さんに「もう危ないかもしれない」と言われた翌日のことでした。
父は傾眠状態となって、胸を大きく上下させながらも、一生懸命生きていました。でも、私の目からみても、もう少しでお別れだと感じてしまいました。
父の手をずっと握り締めて、「お父さん、お父さん」と頬を寄せる。父の手はとてもあたたかかったです。
ずっと家に帰ることだけを楽しみにしていた父。
死の間際まで、我が家にいることができました。
数日間だけでも我が家に帰れたこと、父の笑顔を思い出しながら、よかったと思っています。
まだ父がいないことが信じられず、まだ病院にいるような気がします。現実を受け入れるまでに時間がかかりそうです。
また、母の心労がひどく、しばらくは実家に泊まる日がつづきます。葬儀や死後の手続きなど忙しい毎日ですが、こうして時間が経っていくうちに、少しずつ現実と向き合っていくのでしょうね。
父と永遠の別れがあり、母と私の介護も終わりました。1週間ほどの介護体験でしたが、末期がんの介護は24時間体制で想像を絶するものがありました。
ずっと励ましてくださった方がたくさんいました。みなさんのおかげで、父も私も最後まで諦めずに、頑張ることができました。深く感謝しています。ありがとうございます。
<この記事は2010年6月の出来事です>
※数年前の出来事のため、質問のコメントにお答えできない可能性があります。ご了承ください。
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公開日:2012/04/27 06:00:12