食道がんの闘病生活のことだけを書いていると、父がどんな人なのかわからないですよね。今日は父の生い立ち、紹介を書くことにしました。
子供の頃の父
父は69歳。生まれて間もなく、父(私の祖父)、母(私の祖母)が亡くなったそうです。
奥さんを失った叔父さんに引き取られ、男でひとつで育ててもらいました。学生時代は叔父さんの家業の鳥屋を手伝い、お弁当も自分で作ったと言ってました。
父の子供の頃の写真を見ると、両親がいない寂しさを跳ね返すような笑顔ばかりです。たまに早く亡くなった両親に一度会いたかったとつぶやいていました。
父の生まれは山形県
生まれは山形県。親戚と話すと方言が飛び交います。何を話しているのかわからないけれど、あたたかい言葉だなと思った記憶があります。
子供の頃はよく家族で山形のお墓参りへ行ってました。父の家系を話してくれたり、山形の郷土料理を食べさせてくれたりと、父は山形に帰ると子供のようにはしゃぎます。私も父の影響を受けて山形が大好きです。
父の性格
性格は明るく、几帳面できれい好き。頑固でもあるかな。
組合や親戚の冠婚葬祭は率先して動く姿をみて、娘の私からみてもリーダーシップを取れる人だなと思います。
とっても社交的で私の友達ともよくしゃべる。友達からは「お父さんはざっくばらんでいいよね」と言われたり、飲み屋に行くと、隣の人に声をかけて、私が「お父さん、おしゃべりなんだから」と赤面することも。母が大人しい性格なのでバランス取れているなと思います。
父の仕事
高校を卒業してから上京し、サラリーマンをしてから飲食店をするために独立。母と二人で小さなお店を持ちました。65歳で店を閉めるまでは、朝から晩まで働く父と母。
怪我をしても、風邪をひいても滅多に休まない。それでいて、休憩時間には私の遊び相手になってくれました。自分だけの時間って無かったんじゃないかな。
その背中を見ながら、私は「親だけは大切にしたい」と思ったものでした。
<この記事は2010年3月の出来事です>
※数年前の出来事のため、質問のコメントにお答えできない可能性があります。ご了承ください。
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