いよいよ検査結果が出る日。
父、母、娘、私の4人でまたナースセンターの一室へ向かった。
I先生の説明は前回とほぼ同じ内容。
違っていたのは「食道がんであり、リンパ節に転移している」と判明したこと。
具体的に今後の治療について具体的に説明を受けた。抗がん剤と放射線を5日間やり、2日間は休むということ。それを3週間つづけた後、CTと胃カメラで手術が可能か検討する。
父はうんうんとうなずいていた。そして、I先生へ「よろしくお願いします」と言った。
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説明が終わった後、「I先生に聞きたいことがあるから」と、父と母と娘には先に病室へ行ってもらった。
そしてずっと気になっていたこと、でも聞きたくなかったことを聞いた。
私「先生。父はどのステージだったのですか?」
I先生「ステージは3~4です。4だと考えた方がいいです」
ステージ4か・・・。本を読んだり、ネットで調べていて、父の症状がかなり進行していると気づいていた。でも、認めたくなかった。
私「あとどのくらい生きられますか?」
I先生「数ヶ月というわけではないが、10年、20年とはいかないです」
ちょっとほっとした。もしかしたら、がんばれば、奇跡が起きれば、父といられる時間が増えるような気がした。
これからが本番。全力でがんばる。
<この記事は2010年2月の出来事です>
※数年前の出来事のため、質問のコメントにお答えできない可能性があります。ご了承ください。
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公開日:2012/04/05 06:00:37